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認知症の治療

薬による治療、「認知症」の症状は記憶障害や判断力の障害など中心となる症状と、
それに伴っておこる周辺の症状の2つにわかれます。



認知症の中心となる症状を根本的に治療する薬は今のところありません。
しかし、最近アルツハイマー病の症状の進行を遅らせる薬が出てきています。
この薬は病気を治す薬ではありませんが、認知症の症状の進行を遅らせることによって、
ご家族と一緒に過ごす貴重な時間を長くすることが出来るのです。
 周辺の症状のうち幻覚や不安などの精神症状、
徘徊などの問題行動は向精神薬などの薬によって症状が改善する、
あるいは軽くすることができます。
遠慮なく先生に悩みを相談してください。

■ケアや心理療法
認知症では、患者さんの症状にあわせてケアしていくことも治療の大切な要素です。
ケアには、生活上のケアと精神上のケアがあります。
患者さんの状況により、ケアはそれぞれ違ったものになります。
また、施設などで実際に専門職(精神科の医師、各種療法士など)の方が行う 心理療法も重要な治療です。



回想法、RO(リアリティー・オリエンテーション)、アニマルアシスドセラピーや音楽療法などといった
心理療法を行っている施設もあります。
また、リハビリテーションも重要な要素です。
脳血管障害の後遺症として、自発性の低下や、活動性の低下がみられ、
それにより認知症は増悪されるので、リハビリテーション治療の活用が必要となります。
脳血管障害による認知症において、その中枢神経障害による後遺症は、
片麻痺などの運動機能障害をはじめ様々です。また、これらは運動障害を伴うことが多いため、
寝たきりの予防も大切です。

■介護も重要なケア
認知症においては介護も治療のひとつです。
認知症では、薬物療法や非薬物療法のほかに、介護も重要になってきます。
認知症の患者さんの介護は長期にわたるため、介護者はいろいろな出来事に直面します。
認知症の記憶障害は非常に強いので、不可解な行動をとることがあるかもしれません。
しかし、一方的にお年寄りを責めるのではなく、
患者さんの身になって考え、対応することが何よりも大切です。
介護者の対応によって認知症の症状は良くなるのです。